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中秋の名月【十五夜】の由来

2017/10/03

今年も大好きな十五夜がやってきます。

今年は10月4日です。

 

秋は、空が高く澄み渡り、月がひときわ明るく美しく見える時期。

一年でもっとも美しいとされるのが「中秋の名月」。

別名を「十五夜」「望月」とも言われます。



旧暦では、7〜9月が秋とされ、

 7月:初秋

 8月:仲秋

 9月:晩秋

と呼んでいました。仲秋は8月全般の意味で、

「中秋」は秋のちょうど真ん中にある「8月15日」のこと。

「中秋の名月」とは、8月15日限定の満月を指します。

 

今年の中秋の名月(十五夜)は10月4日ですが、満月は6日。

月の周期は約29.5日なので、十五夜(旧暦)が必ず満月とは限りません^^

1〜2日のずれがあるのですね。

29.5×12か月で、太陰暦の1年は354日。太陽暦の1年は365日ですから、

ここでもずれが生じますし、数年経つと暦と季節がずれてしまうので、

3年に1度うるう月を設け、季節に合うよう調整します。

これが太陽太陰暦で、明治の改暦まで使っていました。

お正月を始め、日本の年中行事の多くが暦と季節感にずれがあるのは、

こうした理由からだそうですね。



十五夜では、観月祭を行う寺社仏閣が数多くあり、住吉大社でも太鼓橋の上で舞いや和歌などが奉納されます。

一般でも、月がひときわ明るく美しい中秋の名月を観賞する風習があります。


日本古来のものかと思っていたのですが、もともとは中国の習わしです。

3000年余の歴史を持つ中国の伝統的な祭事「中秋節」に由来する風習だそうです。

三五夜(さんごや)という、天人が降りてくる日として、 瓜や果物、枝豆や鶏頭をささげ、 月を賞(め)でました。

これを日本に伝えたのは遣唐使だとされます。

奈良〜平安の時代にかけて、朝廷の貴人たちを中心に「月見」の宴が開かれるようになりました。

電灯などなかった時代、月のない夜はほんとうに真っ暗だったと思います。

だからこそ、明るい満月の光で夜を楽しむことは特別だったのでしょう。

貴族たちは、池の水や酒杯に映り込んだ「十五夜」の満月を愛でながら、詩歌を詠み、管弦で優美な月見の宴を楽しんだと言います。

月月に 月見る月は多けれど 月見る月は この月の月

作者は不詳ですが、これも宮中の女官たちによって歌われたと伝えられています。

「この月の月」は、そう「中秋の名月」を指します。

 

江戸時代になると、お月見の風習は庶民へと広がり、

優雅な遊びから収穫の喜びと感謝をささげる収穫祭の意味を持つようになりました。

お月見のころは、ちょうど秋の収穫時期に当たることから、十五夜の満月は豊かな実りの象徴として崇められ

家々ではお月さまが見える縁側や庭先に「月見台」を設け、

サト芋や団子、枝豆、ススキなど、秋の収穫物をお供えし、月を鑑賞しました。

地域によっては「芋名月」とも呼ばれています。

 

平安時代初期に書かれた日本最古の物語「竹取物語」。

ヒロインのかぐや姫が月に帰った日が、8月15日の「十五夜」でした。

その頃からとても美しい月だったのでしょう。

 

昔から続くお月見の楽しみ方を知りながら中秋の名月を愛でると、またひときわ美しい名月と出逢えるかも♪

 

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