人間は感情の動物です。
生きていると、ストレスは少なからずついてまわりますね。
ニュースをみていても、あおり運転だったり、公共の場での衝動的なけんか、
人間関係も昔より複雑で悩みやすくイライラ、、時に怒ってしまうこともあるかもしれません。
怒りは誰の心にも生じる自然な感情なので、それが動くのは悪いことではないのですが、
問題なのは、感情を表に出すことではなく、
感情にまかせてイライラを爆発してしまうこと。
それは、車のハンドルを握らずに、アクセルを踏み続けて暴走させるようなもので、
そのときはスッキリしても、その言動をあとで後悔したり、
身体にも悪いことが知られています。
イギリスの精神医レインによると、
「怒ると免疫力が6時間以上、下がる」という結果を発表しています。
あまり怒ると体に悪いよ。と言われてきましたが、あながち間違っていないようですね^^
怒ったときの自分を思い出してみましょう。
顔が熱かったり、脈が速くなったり、声が震える、冷や汗をかく…など
「気」が上がってしまって、ピリピリ神経=交感神経 が優位な状態になっています。
じゃあ、怒りを表に出さなかったらいいのか…それも問題で
不機嫌な状態が続くと免疫機能が低下し、結果、病気にもなりやすくなります。
自分では「怒り」を我慢しているつもりでも、交感神経は興奮し続けていて、
長く続くと、寝つきが悪くなったり、うつ状態になることもあるのです。
「怒り」は、適当に表に出し、溜め込まないことが、とても大切です!
逆に、免疫力が高まる感情は・・・
「慈しみ」です。
慈しみの感情を抱くと、免疫力が24時間以上も高まるのだそうです。
慈しみとは、かわいがる、大切にする。相手のことをいたわる気持ち…
目下の人や弱いお立場の人に、とされていますが、
そのような気持ちをもったまなざしを向けれたら、
自分も、相手も、やさしい気持ちになれると思います。
コロナ渦の今だからこそ、より免疫力を高くしておく必要が
ありそうですね、
2020年にはじまった新型コロナ渦。
多くの人々が生活スタイルの変化に直面しています。
自由に人と会えず、外出も制限しなければならない日々が
今はおさまっていても、またいつきびしくなるかわかりません。
気晴らしもできにくく、怒りも鬱屈しやすい状態でもあります。
そんな世の中の閉塞感を緩和し、心身ともすこやかな日常が送れるよう
ポジティブな気持ちをもったり、ご機嫌な自分でいることって
とても大事なことかもしれません。
お空を見上げるだけでも、気持ちが変わりますよ。
ぜひ試してみてくださいね。