北海道も春が近づき、恵庭市のテーマパーク「えこりん村」で羊の出産が始まった。
村によると、3/1日に出産が始まり、9日昼までに50匹以上が生まれた。
白く短い毛の子羊たちが母親の乳を飲み、ときどき跳びはねて遊んでいる。
出産予定数は455匹だという。自分の子供の世話しかしないため、生まれて約3日は母親と小さな仕切りの中で過ごさせ、母と子の絆を強める。その後は大きな柵の中で他の親子と一緒に生活させるという。
柵の中で子羊は、母親にすりよったり、ピョンピョンと跳ねたり、草の上ですやすや寝ったりするなど愛らしい姿を見せた。
(以下省略)3/9、Yahooニュースより引用
とても微笑ましい写真をみて、しばらく癒されました。同時に、昔、友達に言われたことを思い出しました。
「人間は未熟児で生まれてくるって授業で言ってたじゃない!!」
(・・;)
は、はい・・すんません(_ _)
なにかの授業で言ってたのね、「授業で」が「先生が」だったかな?
授業で教授が言ってたことを、自分がしっかりおぼえてたらカッコよかったんだけど…
でも、友達にそう言われたので、この年になっておぼえてたりする。。。
この場合、未熟児とは、実際の未熟児とは違い、生理的に早産であることを意味するもの。
この子羊さんに限らず動物は、生れ落ちてすぐ立とうとし、自分からお母さんのお乳を嗅ぎ探し飲みにいきます。
自分の足で歩き、この子羊さんのように飛び跳ねたり、生まれて数日でそれらを本能で成していくのです。
こんな話も聞きました。そこは動物園でなく、アフリカのサバンナ。
一頭のシマウマが出産したが、何か問題があったのか、生まれたばかりの子シマウマは立ち上がることはできない。
母親は子供に寄り添い、長い首を使って何とか立たせようとするが、子供は立ち上がれなかった。
・・・すると母親は、たった今、自分が生んだばかりの子を嚙み殺してしまった。
ひどいけど…生まれてすぐに立って歩かなければ、たちまち肉食動物の餌食になってしまう。
それならばわが手でという、大自然の厳しい中で生きる母親の愛なのだろう・・・と。
人間には・・・絶対に・絶対にできません。
そうした動物たちに比べて、人間の子供が生まれてくるときってどうなんだろう…?
さっきの「未熟」がよぎります。
生まれたばかりのときは、ただ寝転がってホギャーホギャと鳴き声を上げ‥
ペット動物のように、自分から母親のおっぱいを求め、飲みにいくことも、できない。
寝返りから始めて、ハイハイ、そしてようやく立ち上がり、よちよち歩きができるのに一年弱、
自分で食べものを食べれるようになれるにはまだもう少しかかります。
こうやってみると、人間ほど、未熟な形で生まれて、身体能力が備わるまで、手間暇かかる生き物はいない。
ましてや人間らしい心の成熟までには、計り知れないほどの歳月がかかる、、。
「人間」は、「人」との「間」と書くように、人間は人との間で関わりながら生きていくのだと。
赤ん坊がものすごい声で泣くのも、自分に関心を向けて、誰かにお世話してもらうためと聞いたことがあります。
ミルクをたくさん飲ませてもらったり、服の着替え、排泄物の始末、お風呂‥
赤ちゃんは、誰かのお世話にならないと当然生きられません。
そして学童期は、家族や学校などでいろいろなことを教えられ、
成長してからも、食事、服、家に住む、ライフラインの恩恵、交通機関の利用‥
など、たくさんの人々の仕事やお世話の恩恵を受けて、生活ができています。
孤独になるときもあるかもしれない。でも、ひとりだけどひとりでない。
多くの人のお世話になって「今」があって、その繋がりの中で、支えれられている。
うまくいかないときほど、そこに立ち返り、感謝を向けることができれば、いいんじゃないかな、って思います。
そういった発想や切り替え力が、内面を豊かに、その成長を助けてくれるのでしょう。
「未熟」すぎる自分、否定したり責めるときがあるかもしれません。
でも、言い訳じゃないんだけど、みんな未熟だったんやよ。未熟を否定しなくっていいよ。って
だから学びに降りてきている。
生かされていることのありがたさを心から知り、何かを還していく…
人のお幸せを祈る、人に親切にする、助け合う。
そういった学びのために、他の動物たちとは違って人間は、ことさら未熟で生まれてくるのかも、しれません。
そしてその赤ちゃんは、まわりに、「愛の学び」を与えているのでしょう。
心の成熟は、ゆっくりとゆっくりと。
それでいい。
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